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牡丹・芍薬専門HP>高貴な家しか持てなかった牡丹の家紋

牡丹を家紋にした「牡丹紋」は藤原氏宗家を示す紋章で、
使用できるのは近衛家と、これと婚姻関係にある数氏に限られていました。
牡丹紋は、徳川時代には菊、桐、葵の紋についで権威のある家紋でした。

この紋を使用できたのは、公家では鷹司、難波の両家、
武士では大大名家の松平氏、伊達、津軽、鍋島、島津の5氏。
寺院では、奈良興福寺、近衛家の女人が嫁いだ京都本願寺、平等院など。

牡丹紋の基本形は花を中心にして、枝葉で丸く囲んだものですが、
花だけのものもあります。
藤原氏が牡丹紋を用いたのは、牡丹が胎蔵界曼荼羅のシンボルである事から、
子孫の繁栄を願ったものと考えられます。

牡丹紋の種類は、60種類以上あり主に次の通りです。
落ち牡丹、大割り牡丹、抱き牡丹、立ち牡丹、杏葉牡丹、
花陰杏葉牡丹、秋田牡丹、石橋牡丹、上野牡丹、熊谷牡丹、
近衛牡丹、薩摩牡丹、島津牡丹、仙台牡丹、鹿島牡丹、
津軽牡丹、鍋島牡丹、利休牡丹

紋章は、着物につけられることも多く、牡丹そのものが、
着物の柄になっていることも多いです。

ちなみに芍薬の家紋もあります。
芍薬の丸という家紋です。

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