牡丹・芍薬専門HP>【良くある質問⑤】牡丹と芍薬の違いは?
牡丹と、芍薬の違いについて。
牡丹と芍薬は、同じ牡丹科で、
よく見ないとわからない程、
そっくりな花が咲くものもあります。
外国では、牡丹と芍薬を分けない国もあります。
牡丹と、芍薬の大きな違いは、
牡丹は、木ですが、芍薬は草です。
このため、芍薬は、冬になると、
葉が枯れ、表面的には、
まったくなくなってしまいます。
牡丹は、木なので、花を枝ごと切ってしまうと、
新芽もなくなり、来年、咲かなくなってしまいますが、
芍薬は、枝ごと切っても、まったく影響しません。
このため、生け花などには、
芍薬の花は使いやすいといえます。
そのためか、市場に出回る生け花は、
牡丹より、芍薬の花の方が、圧倒的に
多いです。
又、牡丹の花が下を向いて咲く傾向があるのに対し、
芍薬は、上を向いて咲くので、
生け花にむいているともいえます。
植え方や、肥料などは、共通する点も
多いですが、
牡丹は、接木で増やすのに対し、
芍薬は、株分けで、増やしていきます。
しかし、近年、牡丹と芍薬を掛け合わせた品種
が、多く出回るようになり、
ますます、どちらか見分けのつかない品種が
増えてきています。